日奈久温泉とは

癒しの名湯に心とからだがとけていく
開湯600年の日奈久の歴史

発見されて600年が経つ古き日奈久温泉は現在泉源が16あります。泉源深度は地下100m以内と浅く、湯量が豊富で温泉宿のほとんどが"かけ流し"の湯。泉質はアルカリ性単純泉で関節痛、神経痛、冷え症などに効くと言われています。
冬季には特産の晩白柚風呂が楽しめます。

■泉質 弱アルカリ単純泉。温泉はやわらかく、美人湯といわれています。 飲用可。
■効能 関節痛、神経痛、リウマチ、冷え症、創傷などに効く

足利尊氏が政権を執った南北朝時代。 肥後守に命ぜられた甲斐重村(尊氏方)と菊池武重(南朝方)が戦い重村が敗北。 部下の浜田右近は傷を負いながら日奈久の近くへ辿りつきました。右近は日奈久へ 移り住み、やがて村の娘と結婚し、子・六郎左衛門に恵まれます。六郎は永い間 父の刀傷の平癒を安芸の厳島明神に祈り続け、満願の日、神のお告げがありました。お告げに従って海の浅瀬を掘ると温泉が湧き出しました。時に応永十六年(1409) 今から約六百年前のことです。

お告げで発見された温泉で、刀傷が治った日奈久の温泉は湯治の客が日増しに多くなり、まちには人が集まりました。「神様をお祀りしよう」と、 村人は市杵島姫を祀る祠(弁天社) を建立。温泉の神様は日奈久の人に 崇められ護られ続け、現在にいたります。後に六郎神社も同じ境内に移りました。温泉神社のすぐ下は下湯の温泉センター、六郎温泉発見の場所です。昔はそこまで海がせまっていました。 町並みが海の方へ広がる様子が見下ろせます。

泉質はやわらかく、美人湯とはこのこと。

日奈久の温泉は、飾りっけのないすっぴんの温泉だ。泉質は、体にやさしい弱アルカリ単純泉。やわらかいお湯とかすかな硫黄の香り、黄色く色づいた湯口が、名湯の証だ。リウマチ、神経痛、切り傷などに効くといわれ600年前から多くの人々が湯治のために訪れて来た。「どっから来なったな?」と湯気の向こうから地元のおじいちゃんが気さくに話しかけてくれた。病気知らずの八十歳、毎日ここに通っているという元気な笑い声に、名湯であることを再確認した。

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